「この墓地は無くなりませんか?」川崎市多摩区からのお客様

時間より早く来たお客様が、待っている間に「チョッと見せてください。」と言って共同墓地と自然埋葬墓地を見学いたしました。

「ここが、塔婆立てですか。」「ここが、共同墓地ですね。」とご案内しているときに、お客様から「ココはご近所の反対があるが、この霊園がなくなることは無いですか?」と質問されました。

私の答えは、ご心配ありません。八王子市役所にも届けが出ていて確りと受理されていますし、経営も安定しています。また家族で遣っていますので跡継ぎも確りとしています。

この様に答えておきました。
民間のペット霊園は、経営不振で無くなる事もあるのでお客様はご心配になるのでしょう。

お客様が心配していることをここで、分析してみると、民間のペット霊園がなくなる場合は、下記の事が考えられます。

  1. 業績が悪化して経営不振になり廃業してしまう。
  2.    
  3. 事故があり、経営の継続が難しくなった。
  4.    
  5. 後継がなくて廃業してしまう。
この3つだと思います。

経営が悪化して経営不振になり廃業してしまう。
これについては、採算性と営業力が問われます。

まず採算性ですが、
この一番の問題は初期投資の問題があります。私達はこの霊園を作るのに自分達で図面を引き、ユンボを運転し型枠を作りブロックを並べて作りました。

建設会社にお願いして作ってもらうとかなりの費用が掛かりますが、自分達で作っていくと建設会社に請け負わせるお金の30パーセント位で作ることが出来ます。
ですから初期投資は極少なくて済みました。

又、営業費用と売上の関係でも非常に安定した売上と原価の低減に努めていますので、利益率も通常の霊園と比べてかなり高いほうだと思います。

特に火葬に関する原価については、自分達で火葬炉や受け皿、用具の維持修理を行っていますので極端に少なくて済みます。

その分、お客様へのサービス等に費用を掛けられますので、お客様のリピート率が毎年増加して後5年後にはリピータとリピータ客からの紹介だけで経営が成り立つ気配がしています。

又、売上はホームページも自分達で作っていますので、色々とお客様の為になる事がいっぱい載っていてアクセス数も平成25年10月には昨年の11月と同じく月当たり2万件を突破する事もできました。

この様に経営努力をしていますので経営不振になり廃業をしてしまう心配はありません。

3番目の後継者がなくて廃業してしまう。
については、息子が一緒に遣って貰っていますし、息子の奥さんも手伝ってもらっていますので後継者に対する不安はありません。

最近は、息子がリーダーシップを発揮して色んな施策を実行していますので追々世代交代が少しずつされていくものだと思っています。

一番問題なのは、2番目の事故があり、経営の継続が難しくなった。
この部分が一番リスクがある部分だと思います。そのため事故をしないように安全には極力力を入れて取り組んでいます。

事故と言うのは火葬や交通事故に対する部分だけではなくて病気が一番のリスクだと思います。
そのため、月2回は病院へ行って色々と見てもらっています。早期発見と早期治療によりこの病気に対するリスクも減っていくものだと信じています。

火葬に対する事故ですが、黒煙を上げたり悪臭を出したりすると近隣の皆様に迷惑を掛けるだけでなくお客様も離れてしまいます。

その為、私達は安定的なペット火葬が出来るように火葬方法の開発に力を入れて今では10種類を越す火葬方法をあみ出しました。その火葬方法に依って今では安定的に事故のない火葬が行われています。

この色々な火葬方法で知り合いのペット火葬業者も教えてもらうために頭を下げてお願いされるようになりました。

こうして私達は色々なリスクを乗り越えて良好な経営をしていますので、お客様が心配するような「墓地がなくなる。」事は無いように努力してまいりたいと思っています。